大学卒業後、大手生命保険会社や米系金融機関で働きました。アメリカ系金融機関の人事部門に勤めていた時に、心身ともに調子を崩していく社員の姿を目の当たりにしてメンタルヘルスの勉強の必要性を痛感し、働きながら学べるアライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院日本校に入学しました。卒業後、平日に会社員として働く傍ら、土曜日は千葉県内の心療内科クリニックにて非常勤心理職として臨床経験を積みました。充実した毎日ながら、時に心理カウンセラーとしての自分の力量や知識の不足を感じ、「大学院に戻って学びを深めたい」という夢を漠然と持っていました。
2011年3月11日の東日本大震災のあと、長年あたためていた夢を実現するため一念発起。2013年に渡米し、アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院ロサンゼルス校で臨床心理学の博士号をおさめました。米国では、外来メンタルヘルス・クリニック、依存症と精神疾患の治療施設、ペンシルバニア州にある総合病院の系列プライマリケア・クリニック、そして、ロサンゼルス市内の介護リハビリテーション病院といった多岐にわたる領域の施設を経験しました。人種、民族、年齢、性別、性的志向、宗教や文化の多様性に留意して一人ひとりの話を丁寧に聴き、良い治療関係を築いて、効果的なサイコセラピーを提供してきました。また、メンタルヘルスへの理解を高めるために、医療スタッフへのコンサルテーションも行いました。
2019年日本に帰国し、地域に根ざした活動を目指しおざわ心理相談室を開設しました。企業人事部門の勤務経験と日米両国での臨床経験を活かした質の良い心理カウンセリングを提供しています。日本語と英語でのカウンセリングが可能です。
また、大学院在学中から母校であるアライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院日本校でティーチング・アシスタントや非常勤講師として、後進の育成に携わっていました。現在は、おざわ心理相談室でのカウンセリングに加え、EAPカウンセリングスクール講師、企業でのメンタルヘルスセミナー講師や巡回カウンセリングなど、活動の幅を広げています。