Olympic torch

ビデオ(オンライン)面接のコツ

こんにちは。仙台市青葉区のおざわ心理相談室です。

今日、東京2020オリンピックの聖火が「復興の火」として仙台駅で展示されました。ピンクがかった聖火皿と炎の色がマッチして、本当に美しかったです。このあと「復興の火」は岩手県と福島県を巡り、聖火リレーが始まるそうです。

さて、新型コロナウィルスの影響で、テレワークをしている方も多いと思います。いろいろな制約があり、大変な時期かと思います。こんな時だからこそ視点を変えて、働く人々にやさしい多様な働き方が広がるきっかけになれば良いなと思います。

また、就職活動中の方は、対面での面接ではなく、スカイプなどを使ったビデオ面接を受けておられる方も多いと思います。

今日はインターネット経由のビデオ(オンライン)面接のコツを、私の経験から書いてみたいと思います。

国土が広いアメリカでは、ビデオ面接がよく使われています。ロサンゼルスで大学院生をしていた私が、ペンシルバニア州のインターンシップ・サイトの面接を受けた時も、スカイプを使いました。インターンシップには、地元カリフォルニア州のサイトだけでなく、アメリカ国内の複数のサイトに応募して面接を受けました。移動時間もお金もかかるので、学生にはかなりの負担です。例えば、西海岸と東海岸の時差は3時間、そして飛行機で片道約5時間かかりますから、スカイプで面接を受けられたのは本当にありがたかったです。

実際に会う面接と比較して、インターネットを使ったビデオ面接では、面接官に伝えられる情報が少なくなります。画面を通じた自分の上半身の映像と音声が、とても大切になるのです。面接官に好印象を与えられるように、そして、落ち着いて自分の人となりをアピールできるように、しっかり準備を整えていきましょう。

【ビデオ面接前の準備】
安定したインターネット接続を確保する。
ビデオ面接中に回線が途切れたり、画面や音声がとぎれとぎれになってしまうのは避けたいです。安定した接続を確保するために、Wifiよりも有線LANケーブルに接続できると良いです。

ソフトが正常に機能するか確認する。
家族や友達と事前にリハーサルしておくと良いでしょう。スマホより画面が大きいPCを使うのがおすすめです。

イヤホンやマイクの調子を確認しておく。
周囲の雑音を拾わないように、マイク付きイヤホンを接続して使うのがおすすめです。

落ち着いてビデオ面接ができる場所を決めておく。
特に自分の背景もチェックしておきましょう。後ろで人が通るのが見えたり、窓から車が通っているのが見えるような場合、面接官の気が散る可能性があります。できれば無地の壁などが良いです。

ビデオカメラを通して自分がどのように見えるか確認しておく。
ビデオカメラを通すと、服の色が実際とは少し違って見えることがあります。健康的で明るい印象をアピールできるように、壁の色とのバランス、服の色合いや顔うつりを確認しておきましょう。女性の場合、移り具合をみながら、メイクの色合いを変えるのも良いと思います。時間帯によっては、光の加減も確認して調整できると良いですね。

【ビデオ面接中】
ビデオカメラを見て話す。
ついつい画面の相手の顔をみてしまうのですが、そうすると相手の画面では、下を見て話している印象を与えてしまいます。ずっとカメラを見るのが大変でしたら、話始めや話の終わり、そして相づちを打つ時など、会話の節目でカメラに目線を合わせると良いでしょう。

メールソフトや他のソフトはすべて閉じておく。
着信の電子音は、マイクを通して面接官にも聞こえています。お互いの気が散るもとになりますから、面接に集中できるように、他のソフトは閉じておきましょう。音がするという点では、キーボードも同じです。メモを取る時は、キーボードではなく、紙とペンを使いましょう。

開始と終わりは笑顔で挨拶する。
ビデオ画面だと実際よりも表情が硬く、暗い印象になりがちです。笑顔で挨拶をすると印象アップにつながります。

いかがでしたか?ビデオ面接は苦手と思っている方も、事前の準備をしっかりしておくことで、落ち着いて取り組めると思います。

私の経験からのアイデアが、皆さまのお役に立てば幸いです。

おざわ心理相談室では、スカイプを使ったカウンセリングも行っておりますので、ぜひご利用をご検討ください。